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中国のダブルレールロケットスレッドがマッハ2.28で記録を更新した。
有人宇宙船「夢舟」や月面着陸機、ロケット「長征10号」、月面着陸宇宙服、月面探査車など、月面着陸装備が試作開発段階に入っている。夢の月面歩行を実現するためにはまず、地上での「疾走」試験を経る必要がある。中央テレビ網が伝えた。
ロケットスレッドは空気力学に基づく地上試験設備で、世界でも5カ国しか保有していない。この装置は高精度・高速・高加速度の性能を持ち、航空・宇宙・兵器・船舶分野の各種試験に対応可能だ。例えば、有人宇宙船「神舟」帰還モジュールの減速試験とエスケープタワーの機能性試験、月探査の関連減速性能試験にはロケットスレッドが不可欠だ。
新型飛行体が長さ6キロのレール上をマッハ2.28の速度で通過し、ダブルレールロケットスレッドの速度記録を更新した。この1996年に完成したレールは中国やアジア初のロケットスレッドレールだ。総延長6139メートルで、継ぎ目のない溶接ゼロ構造を採用。5秒以内に8トンの重量物を超音速域まで加速させることが可能だ。高強度材料を使用することで、単一締結点の耐荷重能力は25トン以上に達し、音速の3倍以上の飛行状態をシミュレーションする条件を満たしている。ロケットスレッドによって発生する高速気流は、実際の飛行体が高速飛行する際の環境を再現するものであり、飛行前に直面する高速・高加速度に関する技術的課題を解決するために必要不可欠な試験プラットフォームとなっている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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