2機のヘリコプターが18日、上海虹橋国際中央商務区を離陸し、虹橋国際開放ハブで都市間旅客輸送のための低空飛行を実施しました。これは長江デルタ地域の都市間を結ぶ旅客輸送路線ネットワークと多路線運航における初飛行でもあります。

また今回の飛行は、上海虹橋商務区と長江デルタ地域の重点都市を結ぶ2地点間低空通勤飛行としても初めての試みでした。虹橋国際開放ハブの「一つのコア」と二つの都市群である「二つのベルト」を「空中回廊」で結び、初回の飛行で省・市をまたぐ低空飛行を検証しました。「二つのベルト」とは、虹橋から北方向へ長寧-嘉定-昆山-太倉-相城-蘇州工業パークをつなぐルートと、虹橋から南方向へ閔行-松江-金山-平湖-南湖-海塩-海寧をつなぐルートを指します。

飛行を担当する航空会社の責任者によると、低空飛行を通じて、虹橋国際開放ハブと各都市間のビジネス移動や観光などの所要時間は、従来の交通手段より70％短縮されたとのことです。例えば虹橋から蘇州太倉港までの場合、所要時間はわずか20分で、自動車利用時より70％、高速鉄道利用時より87％短縮されます。次の段階でこの路線の運航が常態化されると、長江デルタ地域の移動がさらに便利になることが見込まれます。（提供/CRI）