中国航天科技集団の商業ロケット有限公司が開発を主導する再使用可能なキャリアロケットが15日に第2段エンジンの試運転を完了し、試験が無事成功したことが18日、中国航天科技集団第六研究院（以下は「航天科技六院」）への取材で分かった。これは中国の商業宇宙飛行分野における再使用可能なキャリアロケットエンジン技術において新たなブレークスルーを達成したことを示している。中国新聞網が伝えた。

第2段エンジンの試運転では、YF-102シリーズの真空版YF-102Vエンジンが使用された。試運転中、このエンジンは完璧な性能を発揮し、複数回の起動と点火、入力パラメータの大幅な変動および長時間の予冷却への適応能力を効果的に確認した。

航天科技六院によると、このエンジンの開発には2年半かかった。陝西航天商業エンジンが開発を主導した。研究チームは「低コスト＋高速イテレーション」の革新的なモデルを通じて技術的なブレークスルーを加速させ、10数の技術的課題を克服した。現在、このエンジンは納品可能な段階に達しており、年内に初の商業飛行を実施する見込みだ。（提供/人民網日本語版・編集/SC）