中国の女優チャオ・リーイン（趙麗穎）が12年前に語った言葉が、このところ世間を騒がせている韓国の人気俳優キム・スヒョンに関わる問題を予言するかのようだとネット上で注目を浴びている。

今年2月に他界した韓国の女優キム・セロンさんと過去に交際していたとしてさまざまな問題が報じられているキム・スヒョンは、かつて2013年の韓国ドラマ「星から来たあなた」によって中華圏で大ブレーク。中国で数多くの広告に起用され、ばく大な契約料も話題になるなど、社会現象化するブームを作った。

「星から来たあなた」が盛り上がっていた頃、チャオ・リーインは中国時代劇ドラマ「後宮の涙」で知名度を上げた時期に当たる。チャオ・リーインは当時、インタビューでこのブームについて、「彼（キム・スヒョンが演じた男性主人公）は宇宙から来た人。韓国ドラマを見過ぎると、それが現実のような錯覚に陥るので、後でガッカリすることになる」と、冷めた目線で語っていた。

このコメントが12年後の現在、注目を浴びることに。中国のネットユーザーからは「まるで神の予言のよう」「役者は夢を与える商売ということを、同業者としてすでに悟っていた」などといった称賛の声が上がっている。

最近のチャオ・リーインは、18日に主演のファンタジー時代劇「与鳳行」が配信スタートから1周年を迎えたことで、同作で共演し親交の深いことでも知られる女優ワン・イーヤオ（王伊瑶）とダンスを披露。韓国の男性グループ・ENHYPENのメンバー、ヒスンのダンスに音楽を合わせた「李羲承進行曲（ヒスンマーチ）」として中華圏でブームになっているダンスを、ワン・イーヤオの微博（ウェイボー）で披露した「喜びの舞」が大きな反響を呼んでいる。（Mathilda）