中国政府は昨年から国内の消費者を対象に、特定の製品買い替え時に補助金を支給する政策を実施しています。商務部が19日明らかにしたところによると、18日時点で、下取りに出され新車に買い替えられた電動自転車は204万4000台に上り、新車販売額は56億1000万元（約1160億円）に達しました。

電動自転車の買い替えは、昨年9月から12月にかけて累計138万台となり、1日当たり平均1万1000台が買い替えられました。一方今年に入り、買い替え台数は1日当たり平均2万7000台に達しているとのことです。

消費側から見ると、今年に入りすでに200万人以上の消費者が電動自転車の買い替え政策を享受し、累計12億元（約248億円）超の補助金を申請し、1人当たり610元（約1万2600円）となっています。販売側から見ると、今年に入り5万以上の販売店が電動自転車の買い替え活動に参加し、その多くは個人事業主と零細企業で、1店舗当たりの平均販売額は10万7000元（約221万円）でした。

電動自転車の買い替え政策が実施されて以来、全国で累計342万台を超える電動自転車が買い替えられ、新たに購入された新車の9割以上が鉛蓄電池を使用しています。リスクの高い古い電動自転車を、基準に合格した新車に買い替えることで、既存のリスクと潜在的な問題の解消を強力に推進しています。（提供/CRI）