3月21日は、2012年の国連総会で採決された「国際森林デー」です。13回目となる今年の「国際森林デー」のテーマは「森林と食物」です。森林は食物生産を維持する上で極めて重要です。国家林草局によると中国では2024年、森林を利用して生産された食物は2億トンを超えました。森林で生産される食物は主食類、野菜に次ぐ3番目の重要農産物です。

森林食品とは森林または林で生産される食品を指し、食用可能な果実、花、葉、枝、皮、根、脂質液、さらには寄生生物や着生生物などの非木材林産物も含まれ、経済林での生産物、林下経済産品、家畜の飼料として使用可能な間接的食品の三大種類に分けられます。

中国の森林は現在までに2万3000ヘクタール以上に達し、木本植物は8000種類以上があります。また、森林食物は穀物、油、野菜、果物をすべて含んでいます。

2024年の全国経済林の年産額は2兆元（約42兆円）を上回り、林下経済の年産額は約1兆元（約21兆円）でした。果物の種類は多岐にわたり、約1億9000万トンに達した生産量のうち、栗、ナツメ、柿、松の実、アーモンドなどの木本食物の生産量は約1400万トンでした。林下で飼育された家禽（かきん）類は約49億羽、家畜は5000万頭余りが出荷されました。（提供/CRI）