破格の値段で北海道の一戸建てを購入した中国人、経緯を明かす―中国メディア

Record China    2025年3月23日(日) 8時0分

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中国メディアの封面新聞は昨年末に北海道で中古の一戸建てを購入した中国人を取材した。写真は界面新聞より。

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中国メディアの封面新聞は昨年12月に3万5000元(約75万円)で北海道の小樽に170平方メートル、築60年の一戸建てを購入した中国人写真家のニールー(尼鹿)さんを取材した。

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記事は初めに「ニールーさんのSNSでの投稿で、多くのネットユーザーがこんな低価格で北海道に家を買えるのかと心を動かされただろう。小樽は北海道の西南部にある港町で、札幌と都市圏を構成する都市だ。多くの観光名所があり、1995年の岩井俊二監督の映画『Love Letter』の舞台となったこともあって、多くの観光客が雪の中のロマンを感じようと訪れている」とした上で、「つい先日、封面新聞の記者が現地の一戸建てを訪問した。立地は小樽駅からバスで十数分ほどの所で、近くにコンビニがあり日常生活で不便はなさそうだが、坂道を2分ほど上る必要がある」と伝えた。


次に「ニールーさんによると、撮影のために頻繁に小樽を訪れているうちに、現地の雰囲気が自身の写真家としての志向とマッチしていると感じたほか、静かな環境でくつろいだり、撮影機材など多くの荷物を保管できる場所が必要だと考えたのが購入を決めたきっかけだという。購入前に調べたところ、リフォーム後の年数、立地条件と築年数の長さが価格に反映され、場合によっては0円に近いレベルまで費用を押さえることも可能だと知ったが、最終的に購入費用以外には仲介費や修繕費などで7万元(約143万円)ほどの追加費用があった。多くの人が北海道に家を買いたいと考えている点については、『自分が必要とする条件に合った物件だと確認できてから買うこと』や収入面、ビザ申請など必要な要素も含めて総合的に検討した方がいいとのアドバイスを示した」と伝えた。


他に「記者が日本で最大の不動産検索サイト『SUUMO(スーモ)』で検索したところ、小樽の新築戸建ての販売価格は最低でも100万元(約2100万円)以上はすることに気づいた。中古の場合、新築との差が大きく、高ければ400万元(約8300万円)、最低で5000元(約10万3000円)の物もあった」と伝えた。

この報道に対し、中国のネットユーザーからは「中国なら購入代金を払えば修繕費みたいな他の費用は要らないのに」「黒竜江省の鶴岡(※寒冷地で過疎化が進み住宅価格が極めて安いことで注目されている土地)じゃだめなのか」「日本の家の値段を低いと言える経済力がない人が買うと手間がかかる」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/原邦之


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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