人口と域内総生産の「ダブル急成長」都市は?温州と大連は「1兆元クラブ」入り射程内

邦人Navi    2025年3月26日(水) 9時0分

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中国の各都市は人口規模と経済力の双方で存在感を向上させることを目標に掲げている。写真は安徽省合肥市。

「兆元クラブ」と「メガシティー」のダブル達成――中国の各都市が目標に掲げるのが人口規模と経済力の双方で存在感を向上させることだ。ひいてはこれが「超大都市」「特大都市」「1線都市」「新1線都市」といったランク付けにも影響してくる。

2都市が「1兆元クラブ」入り

中国では域内総生産(GRP)が1兆元(約20兆円)を超える都市は「兆元クラブ」と称され、経済規模を測る上での指標となっている。2024年には河北省唐山市と安徽省合肥市がGRP1兆元の大台を達成し、これで兆元クラブ入りを果たした都市は27を数えることとなった。中国全土のGDPの約40%を占め、地域経済の成長エンジンとしての役割を果たしている。

河北省唐山市は鉄鋼産業の一大拠点として発展してきたが、近年では新エネルギーや高付加価値製造業の育成に重点が置かれている。政府の支援を受けながら経済の多様化が進み、河北省内で初めて1兆元クラブ入りを果たした都市となった。さらには常住人口も1000万人を超えており、メガシティーの基準も満たしている。京津冀エリアにおける唐山市の存在感は強まるばかりだ。

成長際立つメガシティー、合肥市

安徽省合肥市も常住人口が1000万人を超え、兆元クラブ入りとメガシティーの呼称をダブル達成した都市の一つだ。特に24年の域内総生産は前年比6.1%増の1兆3000億元(約26兆円)に達し、全国の都市ランキングで順位が上昇を続けている。

同市は新エネルギー自動車、人工知能(AI)などの分野で飛躍的な発展を遂げており、特に新エネルギー自動車産業では中国内外の大手企業が相次いで投資を拡大したことで、世界的な生産拠点となった。税制優遇やインフラ投資を通じた企業誘致策も功を奏している。

温州と大連が兆元クラブ入り目前

兆元クラブとメガシティーのダブル達成が目前に迫っているのが浙江省温州市だ。温州市の域内総生産は24年に9700億元に達し、25年の1兆元突破に期待が高まる。温州市は民間経済の活力が際立っており、小商品市場の発展や海外華僑のネットワークの活用を背景に独自の経済基盤が築かれた。温州龍湾国際空港が資産家らの出資によって建設されたこともよく知られる。

一方、遼寧省大連市も「十四五」計画の下、25年の1兆元クラブ入りを目指している。24年の域内総生産は9516億9000万元で前年比5.2%増の成長率を示した。北東アジアの物流拠点としての強みを持ち、港湾を生かした貿易・ハイテク産業の発展が進められている。なお、同市の23年における地域総生産の確定値は9113億4000万元だった。(提供/邦人Navi)

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