2025年3月25日、韓国・SBSニュースは「日本の高校生が来年の春から使用する社会科の教科書の多くに、独島（日本名：竹島）は日本固有の領土だという主張が掲載されていることが分かった」と報じた。

文部科学省は25日、令和8年度から使われる高校教科書の検定結果を公表した。記事は日本メディアの報道を引用し「地理歴史、公民の全ての教科書が独島に触れており、『日本固有の領土』という記述がなく検定を経て追記されたケースもあった」「政治･経済の教科書では『朝鮮半島から日本に連行された』という記述が『動員』に修正された」と伝えている。

また記事は、「新しい高校社会科教科書の大部分に、4年前の検定に合格し現在使われている教科書と同様、独島領有権を執拗に主張する日本政府の見解がそのまま掲載されている」「独島に関する主張は小学校、中学校の教科書でも強化されている」「日本政府は歪曲（わいきょく）された歴史認識を児童・生徒に持続的に教えようとしている」などと指摘している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「今も経済侵奪と領土侵奪を行い、歴史についてただの一度も謝罪しない日本」「やることが日本らしいね」「これが日韓関係改善に向けて努力した尹錫悦（ユン・ソンニョル）政権の成果か？」など怒りの声が寄せられている。

一方で、「中国がしていることにはけちをつけないのに、反日扇動だけはいつもしっかりやるね」「日本のことは悪く言うが中国には何も言えない」「中国は韓国を丸ごと飲み込もうとしている。今は日本よりそっちが問題だ」といったコメントも多く見られた。（翻訳・編集/麻江）