ヤン・ズー（楊紫）主演の中国時代劇ドラマ「簪中録」が動画配信サービスのDisney＋（ディズニープラス）台湾で配信される。

「簪中録」はもともと「青簪行」のタイトルで制作され、2020年春にクランクアップした作品。ヤン・ズーと歌手で俳優のクリス・ウー（呉亦凡）の主演作だったが、クリス・ウーが強姦（ごうかん）罪で逮捕されるというスキャンダルが発生したことで、その後はお蔵入りのうわさをはじめ、撮り直しや代役起用の話題がたびたび浮上するなど、迷走を続けてきた。

その後、昨年秋にはポン・グアンイン（彭冠英）の代役起用が報じられ、今年初めには補足撮影の完了もニュースになった。さらにこのほど、Disney＋台湾が最新作のラインナップとして「簪中録」のタイトルを発表。当初の「青簪行」から、原作小説と同じタイトルへと変更されている。

新たに生まれ変わった「簪中録」では、主演のヤン・ズーは全体の20％に及ぶシーンを撮り直したとされる。主演の男女2人の恋模様を描くシーンなどが大幅にカットされたこともあり、当初の全60話から40話へと話数を減らしている。（Mathilda）