厳しい経営状況の恒大汽車株が謎の急騰、会社側も「理由が分からない」―中国メディア

Record China    2025年3月27日(木) 12時0分

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26日、毎日経済新聞は、厳しい経営状況にあるはずの中国の自動車メーカー恒大汽車の株価が「謎の高騰」を見せたことを報じた。

2025年3月26日、中国メディアの毎日経済新聞は、厳しい経営状況にあるはずの中国の自動車メーカー恒大汽車の株価が「謎の高騰」を見せたことを報じた。

記事は、26日午後の香港証券取引所で、恒大汽車株が一時前日終値比227%余りの急上昇を見せ、同日の終値が前日比74.79%高の0.208香港ドルとなったことを紹介した。

そして、同社が同日夜に香港証券取引所を通じて公告を出し、自社の株価と取引量が急上昇した件について取締役会が合理的な調査を実施したところ「株価が上がった原因となるような事実や、株価の不正操作を防ぐために公表すべき情報、あるいは既に発表した情報以外に、香港の法律で開示が義務付けられているようなインサイダー情報は何もないことを確認した」と説明しており、同社も「なぜ株価が上昇したのか、われわれにも分からない」という見解を示したことを伝えている。

記事はまた、市場で「広州汽車集団の華望(GH)プロジェクトが恒大汽車の南沙工場を買収する」という情報が流れたことに言及。この情報について、広州汽車集団が26日夜に「事実ではない」とし、華望(GH)プロジェクトが恒大汽車またはその他の事業者と南沙工場の買収に関して、いかなる形式の接触も行ったことはないと完全否定したことを紹介した。

さらに、同社の間接完全子会社である恒大恒馳新能源汽車(上海)有限公司が昨年9月に申請していた破産清算について今月17日に裁判所が受理したこと、今月20日夜に2024年通期の業績発表を延期し、4月1日からの香港証券取引所での取引停止を申請すると発表したことを紹介。このほか、新エネルギー車市場の激しい競争の中で同社の経営環境は非常に厳しく、経営再建に寄与する戦略的投資家または買い手を見つけられない状況にあるとし、その中での株価と取引量の急上昇の異常さを伝えている。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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