2025年中国SF大会の開幕式が28日、北京市石景山区首鋼国際コンベンションセンターで開催され、「2025年中国SF産業報告」が発表されました。「報告」は中国SF産業の年間現象と発展傾向を深く分析したもので、同産業の2024年総売上高が再び1000億元（約2兆750億円）規模を突破したことを明らかにしました。

統計によると、2024年の中国SF産業の総売上高は1089億6000万元（約2兆2600億）と、昨年とほぼ横ばいで、2年連続で1000億元規模を突破しました。SF読書産業の売上高は前年同期比10．7％増の35億1000万元（約728億円）でした。

SF映画・テレビ産業の売上高は67億1000万元（約1392億円）で、SFミニドラマ、中・短編動画が急速に発展しており、SF映画祭の規模と影響力は着実に向上しています。

SFゲーム産業の売上高は前年同期比10．2％増の718億1000万元（約1兆4900億円）でした。パソコンやゲーム機向けのSFゲームの売上高は伸び率が加速し、制作レベルも著しく向上しています。

また、SF周辺グッズ産業の売上高は前年同期比で11％増え、市場は回復傾向を見せています。国内オリジナルIPは主導的な地位を占めつつあります。

SF文化・観光産業の売上高は244億元（約5063億円）でした。国内のテーマパークSFアトラクションの売上高は昨年より上昇し、SF舞台劇やSF脚本エンターテインメントは、コンテンツの高品質化と運営のハイエンド化段階へ徐々に進んでいます。（提供/CRI）