拡大
環球時報は中国でがん治療のコストが99%低減される可能性があるとするブラジルメディアの報道を伝えた。
環球時報は中国でがん治療のコストが99%低減される可能性があるとするブラジルメディアの報道を伝えた。
記事はブラジルメディア・カフェジーニョの3月29日付文章を引用。記事によると文章は、北京市のライフサイエンス企業が2月にmRNAワクチン製品の臨床試験を開始するための米国食品医薬品局(FDA)の承認を得たとし、創設者が商業化できれば価格は大幅に低くなるとの見解を示したことを紹介した。
また、同市にある別のバイオ系スタートアップで個別化がんワクチンの研究に取り組む企業の創設者が「今後、薬剤価格が指数関数的に低下する可能性がある」と述べたことにも言及。10年前には患者1人当たり100万ドル(約1億5000万円)の費用がかかり、大富豪専用の治療法などと言われていた個別化がんワクチンのコストを、原材料費や消耗品代、人件費を含めた治療代として患者1人当たり10万元(約210万円)足らずにまで下げることが可能との見方を示したことを伝えた。
そして、欧米も個別化がんワクチンのコストダウンに取り組み、ドイツ企業はオートメーション化によって1本当たり35万ドル(約5300万円)から10万ドル(約1500万円)足らずにまでコストを下げるに至ったものの、全体的な治療コストはなおも100万ドルを超えてしまうとした。
その上で文章は、中国が労働力とインフラのコストが低い一方で研究の質が高いこと、患者数が膨大であること、プロセスの費用対効果が高いことなどの強みを持っているため、臨床試験のコストを低く抑えられると紹介。より優れたプロトコル設計や臨床研究リソースなどの利点も相まって、中国の抗がん候補薬が世界でいち早く承認を得る可能性があるとの見方を示した。(編集・翻訳/川尻)
ピックアップ
この記事のコメントを見る