1985年の映画「七福星」など数々の香港映画に出演したオーストラリア人俳優のリチャード・ノートンさんが30日に死去したと報じられた。75歳だった。

中国メディアによると、ノートンさんは10代の時に複数の武術の流派で黒帯の地位を取得し、大学卒業後はボディーガードの仕事に就いた。その後、カンフー映画に出演し始めたという。

作品にはサモ・ハン（洪金宝）、ジャッキー・チェン（成龍）、ユン・ピョウ（元彪）と共演した「七福星」やジャッキー・チェン主演の「シティーハンター」「ナイスガイ」、サモ・ハン主演の「冒険活劇　上海エクスプレス」などがあり、中国SNS・微博（ウェイボー）では「香港アクション映画の黄金時代の象徴的な外国人俳優として、さまざまな敵役で知られた」と紹介されている。

一方、ノートンさんの訃報を受けジャッキー・チェンは30日、自身の微博に追悼のメッセージを投稿。アクションの名手であるノートンさんとサモ・ハン、ユン・ピョウとの共演はとても素晴らしい思い出だとつづり、ネットユーザーからも「どうぞ安らかに」「『シティーハンター』での2人の共演は私に深い印象を残した」「ジャッキー・チェンの映画の代表的な敵役であり、私の若い頃の思い出の一部」などの声が上がった。（翻訳・編集/野谷）