中国初の超知能安全実験室が北京で設立

人民網日本語版    2025年4月1日(火) 17時30分

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中国初の超知能安全実験室が北京で設立された。

マルチモーダル超知能安全北京市重点実験室(Beijing Key Laboratory of Super Intelligent Security of Multi-Modal Information)が3月29日、中関村フォーラムで正式に公開された。同実験室は中国科学院自動化研究所を基盤とし、人民中科などの機関が共同で設立したもので、人民中科の首席科学者が実験室の責任者を務める。人民網が伝えた。

北京市が重点的に支援する基礎研究機関として、マルチモーダル超知能安全研究室は、超知能分野の基礎研究を推進し、スーパー人工知能や人工知能安全などの最前線研究を行い、複雑な技術的・応用的課題を解決し、世界一流の科学研究プラットフォームの構築を目指している。

超知能(ASI)とは、人間の知能を超える機械知能システムを指す。現在一般的な事前訓練されたAIと比べると、超知能は極めて少量のサンプルデータで自律的に学習でき、人間に近い直感、法則の洞察、複雑な問題解決において大きな優位性を持ち、科学の境界と想像力を大幅に拡張する。これにより、科学研究、金融、医療などの複雑なシーンで幅広い需要がある。例えば、科学研究のシーンでは、超知能は学問分野の枠を超え、膨大な実験データを直接分析し、その中に隠された科学的法則や原理を発見できる。さらに、従来の研究パラダイムにおける既定の理論的枠組みや研究方法に依存する制約を打ち破り、破壊的な研究課題に直接取り組むことが可能だ。これにより、人間の科学的探求の範囲、規模、視点が大幅に拡張され、新たな人間と機械の協働研究パラダイムが構築され、世界の科学研究の様相が一変するだろう。(提供/人民網日本語版・編集/ES)

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