中国企業が建設、地震で倒壊のバンコクのビルに「手抜き工事」の疑い―独メディア

Record ASEAN    2025年4月2日(水) 12時0分

拡大

1日、独ドイチェ・ヴェレは、ミャンマーで発生した大地震によってタイの首都バンコクで倒壊した高層ビルについて、中国企業が請け負った施工に手抜きがあった疑いが持ち上がっていることを報じた。

2025年4月1日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ミャンマーで発生した大地震によってタイの首都バンコクで倒壊した高層ビルについて、中国企業が請け負った施工に手抜きがあった疑いが持ち上がっていることを報じた。

記事は、ミャンマーで3月28日に発生したマグニチュード7.7の大地震によって2000人以上が亡くなり、隣国タイでも20人以上が死亡したと紹介。タイでの死者のほとんどは「バンコクで地震によって倒壊した唯一の主要な建物」である建設中の30階建て市庁舎によるものだったと伝えた。

また、市庁舎の建設について中国中鉄集団(CREC)傘下の中国中鉄十局(タイ)有限公司が建設を担当していることに触れた上で「バンコクには無数の高層ビルが立ち並んでいるが、他の建物で深刻な被害は報告されていない。このことが、なぜ建設中のこの建物だけが倒壊したのかという疑問を呼んでいる」とした。

そして、タイのペートンタン首相がビルの倒壊発生後に建設現場の資材と安全基準の調査を命じたことを紹介。安全当局者が同月31日に建設現場の鉄筋検査で、一部の金属材料が基準を満たしていないことが明らかになったと発表したことを伝えている。

記事は「中国中鉄集団とその子会社が重大な事故で批判される初めてのケースではない」とし、昨年11月には同集団の子会社が建設したセルビアの鉄道駅の屋根が倒壊して14人が死亡する事故が起き、現地市民からは手抜き工事に対する疑問の声が上がったと報じた。さらに、ある移民労働者組織の関係者が「タイで働く中国企業の雇用する移民労働者から、劣悪な安全基準と不十分な労働者の権利に関する苦情が多数寄せられている」とした上で、労働者への待遇の悪さが事故の遠因になった可能性を指摘していることをも紹介した。

記事はこのほか、中国中鉄十局は、中国アプリの微信(ウィーチャット)の公式チャンネルに掲載していた市庁舎の建設現場主要構造完成したことを祝う告知を、地震発生直後に削除したことを合わせて紹介。告知には「これは中国中鉄十局がタイで発展するための名刺となるだろう」などと記載されていたことを伝えた。また、中国のネット上では関連のニュースやコメントが軒並み削除されたとも報じている。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携