2025年4月2日、韓国・イーデイリーは「韓国で最近、外国人ユーチューバーによる迷惑行為が多発している」と伝えた。

記事によると、韓国のオンライン上で最近、外国人ユーチューバーが韓国の路上で生配信しながら通行人に暴行を加える映像が拡散した。このユーチューバーは米国人のブラック・デイブで、映像には、車に乗り込もうとする人に突然近づき、顔を殴って暴言を吐く様子が映っていた。タクシー運転手を怒鳴りつけたり、路上で暴言を吐きながら物を投げつけたりする場面も見られたという。

「日本が慰安婦を通して韓国人に良い遺伝子を与えた」との不適切発言で物議を醸した米国人ユーチューバー、アイス・ポセイドンも、3月末に韓国に入国し、路上に積まれたごみの山に飛び込むなどの迷惑行為を繰り返している。

また、元慰安婦を象徴する平和の少女像にキスするなどして韓国で批判を浴びた米国人ユーチューバー、ジョニー・ソマリは現在、ソウル市内のコンビニで大音量で音楽を流し、カップラーメンをテーブルにぶちまけるなどして業務を妨害した疑いで裁判にかけられている。

外国人ユーチューバーによる迷惑行為に対し、韓国のネットユーザーからは「韓国が甘く見られている」「韓国は何をしても許される国だといううわさでも広まっているのか」「警察が外国人にあまりに寛大なことが問題」「強制追放できないの？」「社会秩序の維持と善良な市民や子どもたちを守るためにも、迷惑行為をしたらすぐに罰を与えられるよう法律を改正するべき」など怒りの声が上がっている。

韓国では罪を犯した外国人が罰金300万ウォン（約30万円）以上を宣告された場合に「出入国違反審査」の対象になる。刑事犯罪を起こした外国人は出入国違反審査の結果、「強制退去命令」「出国命令」「滞在許可」のいずれかの処分が下されるという。（翻訳・編集/堂本）