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2日、環球時報は日中韓3カ国の協力がアジアの支柱になるとする香港メディアの評論を紹介した。写真は日中韓外相会議。
2025年4月2日、環球時報は日中韓3カ国の協力がアジアの支柱になるとする香港メディアの評論を紹介する記事を掲載した。
記事は香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの1日付文章を紹介。記事によると文章はまず、3月22日に東京で日中韓外相会議が行われ、グリーン発展協力や生態環境協力などを含む20項目に及ぶ重要な合意に至ったと紹介した。
その上で、地理的に近い日中韓3カ国は地政学的要素を優先的に考慮し、3カ国の強みを生かして相互利益を生むべきだとの見解を示すとともに、3カ国経済の相互依存が地域の安定の基盤になると指摘。日本が中国第2の貿易パートナーで、中国が日本と韓国にとって最大の貿易パートナーであり、3カ国間の投資が活発になっていることを伝えた。
次に、3カ国は高齢化という共通の問題を抱えており、日本の介護関連技術や経験、韓国の医療・健康技術革新などは中国にとっても大きな参考になるとしたほか、気候変動や生態環境保護、公害防止といった一緒に取り組むべき課題もあること、さらにはさまざまな干渉要素が存在する中で中国の港湾や鉄道、労働力資源、日本の製造業の能力、韓国の半導体技術といったそれぞれの強みを持ち寄ることで強力なサプライチェーンを構築していく必要性も説いた。
文章はさらに、経済だけではなく、儒家思想や仏教文化など共通の文化的遺産を通じて相互理解を促進し、政府・社会両レベルにおける意思疎通をよりスムーズにする重要性にも言及。すでに若者の間では交流が盛んになりつつあり、中国の「韓流ファン」や韓国の日本アニメ愛好者、日本の大学を志望する中国人学生といった存在が3カ国の文化交流に活力を与え、その流れを推し進めているとした。また、観光業も交流や相互理解に貢献していると伝えた。
このほか、3カ国が東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力を通じて地域一体化のけん引役になること、3カ国が関わるデジタル経済パートナーシップ協定(DEPA)、地域的な包括的経済連携(RCEP)、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)を枠組みとして、アジアを世界のデジタル分野の先駆者に成長させるべく、3カ国が率先して協力プロジェクトを進めていくことなどに期待を寄せた。
文章は最後に、3カ国の市場規模と革新力はどの国際的な経済圏にも匹敵し、協力が成功すればアジア全体の団結にも寄与すると強調。5Gネットワークの標準化や宇宙開発といった分野でも連携の可能性を秘めており、経済力、技術力、文化的つながりを活かした協力を深化させることで分断が進む世界においてアジアの安定を支える柱となるべきだと論じた。そして「日中韓がそれぞれ強みを発揮して、アジアの世紀を作る。今はその始まりだ」と結んだ。(編集・翻訳/川尻)
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