卓球女子日本代表の張本美和が3項目で中国のエース・孫穎莎（スン・インシャー）を完璧な選手に挙げ、中国のネット上で話題になっている。

張本は卓球専門サイト・Table Tennis Dailyのインタビューで項目別の「WTTパーフェクトプレーヤー（完璧な選手）」を聞かれた。まず「フォアハンド」で孫の名前を挙げ、「バックハンド」には同じ中国女子の王曼昱（ワン・マンユー）を挙げた。また、「サーブ」については少し悩んだ後、フランスのルブラン兄弟（アレクシス・ルブラン/フェリックス・ルブラン）と答えた。

このほか、「メンタル」では中国男子のベテラン・馬龍（マー・ロン）を、「（卓球の）フィーリング」と「パーソナリティー（性格）」では孫を、「パワー」では中国男子の樊振東（ファン・ジェンドン）の名前を挙げ、最後に「セレブレーション（喜びの表現）」では自身の兄、張本智和の名前を口にした。

中国のSNS・微博（ウェイボー）では「張本美和の心の中で孫穎莎は3項目で最高」がトレンド入り。ネットユーザーからは「正しいし合理的」「めっちゃ賛同する」「孫穎莎がナンバーワンだ」「私たちの小莎（孫穎莎の愛称）はすごい。みんなが大好き」「美和も好きなんだね」「その通り、現役最強女子はまさに孫穎莎だ」といった声が上がっている。

張本は過去に中国メディアのインタビューで「あなたが思うGOAT（Greatest Of All Time。史上最高）、つまり歴史上最高の卓球選手は誰ですか？」と聞かれ、「引退された方は私が対戦したことがないというのもあるのですが、やはり孫穎莎選手が一番素晴らしい選手だなと毎回本当に思います。プレーも見習うところが多いですし、すべてが素晴らしい選手だと思います」と回答していた。（翻訳・編集/北田）