台湾に留学する日本人学生が「爆増」、そのメリットとは?―台湾メディア

Record China    2025年4月11日(金) 11時0分

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台湾メディアの三立新聞網は、台湾に留学する日本人学生が4年間で72%と「爆増」していると伝えた。

台湾メディアの三立新聞網は、台湾に留学する日本人学生が4年間で72%と「爆増」していると伝えた。

記事は、「近年、日本へ留学する中国人学生の割合が年々増加しており、多くの日本の有名大学の合格者リストには中国人の名前が見られる」とする一方、「興味深いのは、台湾が日本人学生にとって新たな留学先として注目を集めていることだ」と指摘した。

そして、文部科学省のデータを引用し、過去4年間で台湾に留学する日本人学生の数が約72%増加していることに言及。台湾教育部の2023年の統計でも、台湾の外国人留学生11万6038人のうち日本人は8427人で、ベトナム人、インド人、マレーシア人に次いで4番目に多いことを伝えた。

記事によると、台湾のジャーナリスト・福澤喬(ジョエル福澤)氏は自身のSNSアカウントで「日本人の留学先は、以前は米国、カナダ、オーストラリアといった英語圏が主流だったが、近年はアジア地域、特に台湾の魅力が高まっている」と説明し、その理由として「治安の良さ」「生活コストの低さ」「ハイテク産業との結びつき」を挙げた。

また、卒業後の進路(台湾に残る、日本に戻る、第三国で就職するなど)の選択肢が増えること、日台は文化的に近い上に(台湾の学校では)英語で受けられる授業も多いこともポイントだとし、「就職面でも、台湾は日本のような一斉就職制度はなく、専門スキルで職場経験を積んでいく傾向があり、日本人留学生にも多くのインターンシップの機会が提供される」と説明した。

このほか、「台湾の半導体産業は世界的に重要な地位を占めている」とし、日本に工場を構えるTSMCが今年から雲林科技大学に「日本人向けコース」を設立しさまざまな補助を提供すること、台北大学はTSMCやメディアテック(MediaTek)、エヌビディア(NVIDIA)などと協力関係を築き「半導体人材育成プログラム」で多くのインターンシップの機会を提供していることを紹介。「充実した奨学金制度も整えているため、日本の学生の台湾留学への意欲が高まっている」と解説している。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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