「クレヨンしんちゃん」実写化が話題=「25歳のしんちゃん…」「住宅ローンは終わった?」―中国メディア

Record China    2025年4月12日(土) 20時0分

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9日、中国のポータルサイト・捜狐に「クレヨンしんちゃん」の実写ショートムービーについて言及した記事が掲載された。写真はクレヨンしんちゃん。

2025年4月9日、中国のポータルサイト・捜狐に「クレヨンしんちゃん」の実写ショートムービーについて言及した記事が掲載された。

記事は、「日本の麦茶ブランド『やかんの麦茶』より『クレヨンしんちゃん』の初の実写ショートムービー『やかんの家族だゾ!』が4月9日から配信されると発表され、瞬く間に大きな話題となった。これに長年のファンが感動したと同時に、ネット上では『ひろし、55歳。さすがに住宅ローンはもう返し終わったよな?』といったネタの応酬が繰り広げられた。『クレヨンしんちゃん』は、1980年代・90年代生まれにとって青春の象徴とも言える国民的作品だが、この実写ショートムービーにはどのような見どころがあるのか、また子ども時代の思い出を壊してしまうのか、徹底的に掘り下げていく」と述べた。

その上で、「今回最大の注目ポイントは、野原しんのすけが25歳の社会人となって登場する点である」と言及。「アニメでは5歳のいたずらっ子として描かれ『アクション仮面~!』と叫びながら日々騒動を巻き起こしていた彼が、今や地元・春日部を離れ、都心で働きながら一人暮らしをする平凡なサラリーマンとなっている。公式に公開されたキャスト写真を見ると、大人になったしんのすけはすらりとした体型で、そこにはどこかスマートな印象さえある。とはいえ、ネット上では『こいつ絶対まだ独身だろ』と冷ややかに見守る声も多い。さらに興味深いのは、両親であるひろしとみさえが、今もなお子どもの頃から変わらない距離感でしんのすけに遠隔干渉していることである。このような設定に、あるネットユーザーは『しんのすけも大人になって、ひろしの苦労がようやく理解できた…これぞ父と子の輪廻だ』とコメントした」と伝えた。

また、「2つ目の注目ポイントは、野原ひろしが55歳、みさえが49歳という年齢設定が明かされた点である。現時点で、公式からはキャラクターの年齢とキャスト写真のみが公開されているが、それだけでもファンたちは想像力を膨らませ、まるで一本の家庭ドラマを描き出すかのように盛り上がっている。例えば、ひろしは55歳にしてようやく32年に及ぶ住宅ローンを完済したものの、今度は息子のローンを心配する立場になっているのではないか。また、みさえは暴力的な専業主婦から更年期のうるさいお母さんへと進化し、いまだにしんのすけが最も恐れる存在であり続けているのではないかなどだ」とした。

さらに、「愛犬のシロは、現実の犬の寿命を考慮するとすでに天国に旅立っている可能性が高く、ファンの心を締め付けている。さらに感傷的な想像としては、実写ショートムービー中で、しんのすけが子どもの頃のクレヨン画を見つけるシーンが描かれる可能性である。かつて、父ちゃん・母ちゃんとずっと一緒がいいと無邪気に叫んでいた彼が、今や都会で一人暮らしをしている。そんな描写があるかもしれないと思うだけで、感情が込み上げてくるという声が多数寄せられている」と伝えた。

記事は、「実写化作品で常につきまとうのは『原作の世界観が壊れてしまうのではないか』というファンの不安である」とも指摘。「とりわけ国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』ともなれば、そのハードルは一層高い。今回の実写ショートムービーが成功するかどうかは、いくつかの重要な要素にかかっている。まず第一に問われるのは、しんのすけ特有の『憎めないおバカさ』をどう表現するかである。アニメでは小悪魔的な表情やお尻を振るダンスがトレードマークだったが、それを実写で再現するのは至難の業だ。演じる俳優には『ムカつくけれど愛らしい』という絶妙なバランスが求められる。少しでもそのバランスを崩せば『ただのイタい人』と受け取られてしまう恐れがある」とした。

また、「アニメで何度もしんのすけを黙らせてきたみさえの『鉄拳制裁』が再現されるかどうかも注目される。ただし、49歳の母親が25歳の息子に本気で鉄拳を見舞う場面となれば、現実の映像としてはあまりに強烈すぎて、逆に視聴者が目をそらしてしまうかもしれない。アニメでしんのすけが愛してやまなかったヒーロー・アクション仮面の実写化には、ネット上で『佐藤健に演じてほしい』との声が殺到している。同じ特撮である仮面ライダーを演じた佐藤健の参加が実現すれば、大きな話題となることは間違いない」と述べた。

そして、「今回の実写ショートムービーがなぜ麦茶の広告として制作されたのか疑問に思う人もいるだろう。これは、ブランド側が『家族を感じるお茶』をテーマに、野原一家の物語を通じて『どれだけ忙しくても、家族のぬくもりを感じながらお茶を飲んでほっとひと息つく時間を大切にしよう』という温かなメッセージを巧みに伝える見事なアイデアなのである」と評し、「実写ショートムービー『やかんの、家族だゾ~』は、4月9日より配信開始となる。最終的な完成度に関係なく、再び野原一家に会えることそのものがファンにとってはうれしい驚きであることに違いない」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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