中国工業・情報化部は7日に発表した「10G光回線ネットワーク試験運用入選リストに関する通知」の中で、全国30省（自治区・直轄市）の86都市の168の住宅団地、工場、産業パークで10G光回線ネットワークの試験運用を実施することを明らかにした。中国放送網が伝えた。

10G光回線ネットワークは次世代ブロードバンドネットワークへの進化を示す方向性であり、新たな情報インフラの重要な構成要素で、ユーザーに10G固定ネットワーク接続能力を提供し、主に高速大容量光通信や光回線、人工知能の融合などの重要技術を含む。10G光回線ネットワークの発展は、効果的な投資の促進、ユーザー体験の向上、新たな情報消費の促進、新型工業化の推進、経済・社会のデジタルトランスフォーメーションなどに対して重要な支援的役割を果たす。

同部は基礎電気通信事業者などの建設主体による建設実施加速を推進し、10G光回線ネットワーク運用における主要課題の解決を急ぐよう産業チェーンの各関係者に働きかけていく。8カ月の建設期間を経て、25年末に168の試験運用入選プロジェクトにおいて複数の10G住宅団地、10G工場、10G産業パークを完成させる。中国における10G光回線ネットワークの中核技術および主要機器のブレークスルーをけん引し、大規模展開に向けた基盤を築く方針だ。（提供/人民網日本語版・編集/YF）