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9日、環球時報は中国の原子力電池がエネルギー革命を起こすとする海外メディアの報道を紹介した。
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2025年4月9日、中国メディアの環球時報は中国の原子力電池がエネルギー革命を起こすとする海外メディアの報道を紹介する記事を掲載した。
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記事は米メディア・ギズモードのブラジル版サイトが7日に掲載した文章を紹介。記事によると文章は、「もう二度と携帯電話や電子機器の充電の心配をする必要がないことを想像してほしい」として、中国で50年間充電不要な原子力電池が開発されたと紹介。この技術はエネルギー分野と日常使用する電子機器を徹底的に変える可能性があると伝えた。
そして、中国が開発したという原子力電池について、ニッケル63の核同位体崩壊技術とダイヤモンド半導体モジュールを融合させることで50年間充電することなく使い続けられると説明。原子力技術を利用するものの、製造や使用にあたって放射性物質が環境中に漏洩することはなく、家庭や医療分野でも安全に使用できるとしたほか、使い切った後に残るのは放射性を持たない銅元素であり、廃棄する際に特殊な処理を必要としないことも大きなメリットであることを紹介した。
その上で、この電池の産業用途について「無限の可能性を秘めている」とし、心臓ペースメーカーや海洋センサー、衛星、ドローン、スマートフォンなど計り知れないほどの使い道が考えられると伝えた。また、50年間メンテナンス不要で電力を供給し続けられることから、将来的なスマートシティー構築において大きな活躍が期待されるとした。
文章は、原子力電池の実現に向けてはまだまだ多くの課題や疑問点が残されているものの、今後研究と実証が進み、普及に成功すれば、「コードをつないだプラグから電力を得る」という今の世界の電力インフラの基本を根本から覆す可能性があると紹介。「われわれの時代における最も偉大なエネルギー革命になるだろう」と結んだ。(編集・翻訳/川尻)
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