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鳳凰WEEKLYは10日、中国河北省の高齢者介護施設で8日夜に発生した「重大火災事故」について、内部事情に詳しい人の話として「消火後、20人の遺体の顔や体は判別不能になっていた」とする記事を配信した。
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中国メディアの鳳凰WEEKLYは10日、中国河北省承徳市隆化県の高齢者介護施設で8日午後9時(日本時間同10時)ごろに発生した火災で入居者ら20人が死亡した「重大事故」について、内部事情に詳しい人の話として「火が消し止められた後、20人の遺体の顔や体は判別不能になっていた」とする記事を配信した。
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記事によると、近くの病院に搬送された入居者も複数いて、地元の公安当局が施設の責任者を拘束し、出火の原因を調べている。中国で安全生産に関する活動や政策を統括する国務院安全生産委員会が重大火災事故に認定して調査し処分するという。
火災が起きた施設は2016年に設立され、老人や身体障害者に住居や食事、介護などのサービスを提供していた。ベッド数は300床で、260人が入居していた。2022年に省当局から5段階で最も低い「1級」の高齢者施設に評定されていたという。
記事は「農村部では、高齢者介護施設が指を折って数えられるほど少ない」とし、2021年発表の第7回全国国勢調査結果によると、農村部の60歳以上人口は約1億2100万人で、農村部の総人口の23.81%を占めていると紹介。「しかし、それにふさわしい数の施設は著しく不足している。郷や鎮に点在するそうした施設の多くは古い校舎や工場を改装したものだ。消防設備も粗末で職員も足りない。それでも農村部の多くの家庭にとって他に選択肢はない」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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