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米華字メディアの世界新聞網は12日、「搭乗券もチェックインも不要、デジタル旅行認証(DTC)が早ければ3年以内に軌道に乗る」とする記事を掲載した。写真はパスポート。
米華字メディアの世界新聞網は12日、「搭乗券もチェックインも不要、デジタル旅行認証(DTC)が早ければ3年以内に軌道に乗る」とする記事を掲載した。
記事によると、英ガーディアンはこのほど、英タイムズの報道を引用し、航空政策の策定を担当する国連機関の国際民間航空機関(ICAO)がDTCの今後3年以内の導入を通じて空港と航空会社の既存の規則を大幅に変更する計画だと報じた。
飛行機で旅行する人は現在、オンラインでまたは到着した空港でチェックインし、発行された搭乗券を搭乗前のゲートを含む空港内のさまざまな場所でスキャンしなければならない。
この変更により、搭乗券とチェックインは不要になる。代わりに、乗客はフライトを予約する際に「旅程パス」をスマートフォンにダウンロードすることになる。予約内容に変更があった場合、パスは自動的に更新される。
乗客はパスポート情報をスマホにアップロードし、顔認証で空港内を移動できるようになる。航空会社が搭乗予定者を把握することになる手動チェックインの代わりに、乗客が空港に到着し、顔がスキャンされた時点で航空会社に通知が届くようになる。
旅行テクノロジー企業アマデウスの製品管理ディレクター、バレリー・ビアル氏によると、この変更は「過去50年間で最大規模」のもので、「前回の大規模な革新は、2000年代初頭のeチケット導入だった。業界は今、ネット通販大手のアマゾンが採用するような最新システムへのアップグレードの時期が来たと判断している」という。
計画が成功するためには、顔認証技術やスマホからパスポート情報を読み取る機器など、空港のインフラのアップグレードが必要になる。ビアル氏によると、多くの航空会社のシステムは50年以上も変わっていない。業界全体ですべてが一貫し、相互運用可能でなければならないためだ。
この新技術はプライバシーに関する懸念を引き起こす可能性があるが、アマデウスは、保安検査場前のゲートなどの「タッチポイント」との接触後15秒以内に乗客の詳細を消去するシステムを開発した。
遅延や乗り継ぎ便の取り扱いも変更される可能性がある。開発中の技術では、乗客のコントロールが及ばない遅延により乗り継ぎ便に遅れた場合、新しい乗り継ぎ便の詳細を記載した通知がスマホに自動送信される。搭乗券は自動更新され、新しい便に搭乗できるようになる。
ビアル氏によると、航空会社のシステムは現在、非常にサイロ化していて、予約システムと搭乗システムが異なるプラットフォームに属している。将来的には、このシステムははるかに継続的になり、旅程パスも動的になるとみられる。(翻訳・編集/柳川)
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