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中国北西部の特色ある農産物の輸出が急増しています。写真は甘粛省天水市で収穫直前のホアジャオ。
蘭州税関が12日に発表したデータによりますと、2025年1月と2月、いわゆる麻辣湯(マーラータン)経済に関連した甘粛省の花椒(ホアジャオ)の輸出量は20.7倍に増え、輸出高は30.9倍に増えました。豆製品の輸出は前年同期比6割以上増えたことが分かりました。
天水市のジャガイモでんぷんはマーラータン料理の手打ち春雨の原料です。甘粛省豊収農業科学技術有限公司対外貿易部の責任者によれば、同社が生産したジャガイモでんぷんはイタリア、カンボジアなど多くの国や地域に輸出されており、輸出量も前年より1.3倍に増えたことが分かりました。
蘭州税関所属の天水税関によると、2024年以降、同税関が管轄する甘粛省天水市と隴南市産のジャガイモでんぷん、ホアジャオ、豆製品などのマーラータン料理のメイン食材の輸出受注が急増し続けています。海外の顧客は、最初は試しに食べてみるだけだったかもしれませんが、品質が良いことに気づき、現地の食品産業と組み合わせてさらに加工することで需要が増えたものと見られます。
天水マーラータン料理は甘谷トウガラシ、麦積ホアジャオ、定西クワンフン(太春雨)、秦安豆腐、康県キクラゲ、徽県湯葉などの現地の特色ある食材がメインです。
天水税関のデータによると、2025年に入り、隴南市のブロッコリー、豆製品、キノコなどの輸出注文が日増しに増えています。
甘粛省は中国の北西部に位置し、省内はゴビ砂漠の面積が広く、2023年の1人当たり国内総生産(GDP)はわずか3万1400元(約61万円)で、中国全体の最下位でした。しかし、2024年に甘粛省天水市のマーラータン料理の人気に火が着き、それに伴って、現地の特色ある農産物の輸出高は市場最高を記録しています。省内の農産物に対する海外市場の需要は2025年も依然として高いということです。(提供/CRI)
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