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「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、国際社会と共に包摂的で持続可能な社会の創造を推進する2025年大阪・関西万博が、4月13日から10月13日まで開催されている。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、国際社会と共に包摂的で持続可能な社会の創造を推進する2025年大阪・関西万博が、4月13日から10月13日まで開催されている。今回の万博には158の国と地域、七つの国際機関が出展し、各パビリオンは「生命」「循環」などのテーマに沿って、展示やマルチメディア技術を用いて未来社会の構想と独自の文化を紹介している。
敷地面積約3500平方メートルの中国パビリオン(以下:中国館)は、大阪万博において外国が自前建設した最大級のパビリオンの一つで、「自然と共に生きるコミュニティの構築——グリーン発展の未来社会——」をテーマに、「天人合一(自然と人間の調和)」、「緑水青山(豊かな自然環境)」、「生生不息(永遠に続く生命の営み)」の3つの展示エリアに分かれている。
中国館は中国の伝統的な書簡をモチーフにした建築で、外観には金文、篆書、隷書、行書、楷書の5種類の書体で、漢詩名句119文が刻まれている。博覧会国際事務局(BIE)のケルケンツェス事務局長は13日の中国パビリオン開館式で、「歴代万博において、中国館の建築は常に高い評価と賞を受けてきた。大阪万博では、世界各国の来場者が中国の豊かな文化と古代の知恵、現代の科学技術と創造的なアイデアを体感できる」と述べた。
今回の中国館の見どころの一つが、「生生不息」展示エリアにある月探査機「嫦娥5号・6号」が持ち帰った月のサンプルで、月の表側と裏側の土壌サンプルが直接的に比較展示されるのは史上初だ。
また、中国館には中日友好の要素も全面的に取り入れている。館内には「青山明月」と題した木彫作品が展示されており、2000年以上にわたる中日の友好交流における、代表的な人物や場面、感動的な瞬間が描かれている。これは、両国各界の人々が、歴史の蓄積から知恵を汲み取り、共通の文化的価値観の中から新たな活力を見いだし、相違を認めつつ未来に向けて協力していくことを示している。
大阪万博の中国館はまた、人的・文化的交流、経済・貿易協力、友好深化のためのプラットフォームでもある。4月13日の開館式に引き続き、7月11日の「中国国家館デー」にも、中日両国のリーダーや各側の代表者が出席する予定だ。さらに、4月28日から30日には、四川省が最初にイベントを実施する省として「四川ウィーク」を開催する。その期間中には、同省徳陽市の羅江漆器や綿竹年画などの無形文化財のほか、川劇、茶芸、拓本などのパフォーマンス、さらには三星堆の青銅神樹や青銅縦目仮面などの複製品が長期展示される。
万博は科学技術と文化の祭典であると同時に、世界をつなぎ、協力を促進する懸け橋でもある。15年前、上海万博は「より良い都市、より良い生活」をテーマに開催され、246の国と国際機関が出展し、延べ7308万人が来場したことで、史上最大規模を記録した。それ以上に大きな意義は、中国の改革開放の姿勢を世界に示し、「持続可能な都市化」の理念を広めたことだ。
推計によると、2025年大阪・関西万博は開催終了後も関西地域に年間約1兆1000億円の経済効果をもたらすと見込まれており、日本政府はこれを東京五輪後の経済成長の新たな原動力とすることを期待している。経済効果に加え、万博の精神を絆とし、都市外交を懸け橋として、より開かれ、包摂的で、持続可能な世界を共に創造することが期待されている。(提供/CRI)
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