宇宙を旅したサクラの種子220グラムが雲南省華寧県で引き渡し―中国

人民網日本語版    2025年4月14日(月) 22時30分

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宇宙を旅したサクラの種子220グラムが雲南省華寧県で引き渡された。

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「実践19号」回収型技術試験衛星に搭載されて宇宙を旅した雲南省玉渓市華寧県の冬桜の種子が11日、華寧県で引き渡された。これは玉渓市における宇宙育種の先駆けとなっただけでなく、サクラの宇宙育種が重要な一歩を踏み出したことも示している。中国新聞網が伝えた。

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2024年9月27日、中国初の再利用可能な回収型技術試験衛星「実践19号」が酒泉衛星発射センターでキャリアロケット「長征2号D」により打ち上げられた。衛星は10月11日に内モンゴル東風着陸場に無事帰還した。雲南万家紅園芸が厳選した220グラム(1800粒)の雲南冬桜の種子も同時に帰還した。

満開の雲南省の冬桜

同社の王雲賦(ワン・ユンフー)社長は、「宇宙を旅した冬桜の種子は引き渡されてから、播種・育成を通じて、より大きな花びら、より長い開花期、より鮮やかな花色、より強い耐性を持つ優良なサクラ品種を選定し、普及栽培を行う」と説明した。また、プロジェクト協力機関のチームと連携し、形態学、細胞学、生理生化学的検査、分子生物学などを利用して変異植株を詳細に研究し、適した栽培地域や環境を特定することで、大規模な普及栽培の科学的根拠を提供する予定だ。

王社長は「3年後には新たなサクラ品種の選定が可能になる見込みだ。将来的にはより美しいサクラの品種が咲き誇り、私たちの生活に彩りを添えてくれるだろう」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/SC)

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