ベトナムを公式訪問中の中国の習近平国家主席は14日夜、チャン・タイン・マン国会議長と会談しました。

習主席は、「中国は目下、中国式現代化による強国建設と民族復興の偉大な事業を全面的に推し進めている。一方ベトナムは、民族発展の新たな時代を迎えようとしており、双方はいずれも発展と新興の鍵となる時期にある。混乱し錯綜（さくそう）する国際情勢に直面する中、両国は歩む道や制度面に対する自信を強固にし、団結と協力を強化し、戦略的な意義を持つ中越運命共同体の建設を引き続き深化させ、手を携えて現代化の方向へまい進し、世界により多くの安定性とプラスのエネルギーを注いでいく必要がある」と述べました。

また習主席は、「双方は両国の国交樹立75周年と『中越人的・文化的交流年』を契機に、両国国民、特に若い世代の相互理解と友好を深め、両国友好の絆を一層強固なものにしなければならない」と強調しました。

これを受けて、チャン・タイン・マン国会議長は、「ベトナムと中国は山水を隔てた隣国であり、両党・両国の歴代指導者の心を込めた育成により、『同志プラス兄弟』という真摯（しんし）な友情を育み、長期にわたり友好的な二国間関係を維持してきた。ベトナム国会は中国の全国人民代表大会との緊密な交流や協力を望んでおり、両国の共同繁栄と発展の促進、国民の友好関係の強化に積極的に取り組んでいきたい」との考えを示しました。（提供/CRI）