世界のクリーン電力、2024年に初の40%超―中国メディア

人民網日本語版    2025年4月15日(火) 17時30分

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世界のクリーン電力の割合が24年に40%を初めて突破し40.9%に達し、1940年代以来の最高記録を更新した。

国際的に有名なエネルギーシンクタンク「Ember」が8日に発表した報告書「世界電力レビュー2025」によると、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーの推進により、世界のクリーン電力の割合が24年に40%を初めて突破し40.9%に達し、1940年代以来の最高記録を更新した。この成果は世界のエネルギートランスフォーメーションが新たな段階に入ったことを示している。科技日報が伝えた。

世界の215の国・地域の電力データを分析した同報告書によると、太陽光、風力、水力、原子力の発電量の増加により、世界のクリーン電力の割合が23年の39.4%から40.9%に上昇した。うち太陽光発電量は急成長を維持し、過去3年間で倍増した。太陽光発電量は24年に新記録を達成し、割合が23年の5.6%から24年の6.9%に増加し、29%の成長を記録した。

エンバーのマネージング・ディレクターのフィル・マクドナルド氏は、「太陽光はすでに世界のエネルギートランスフォーメーションのエンジンになった。バッテリーによるエネルギー貯蔵と組み合わせることで、太陽光は止められない力になるだろう。最も急成長している最大の新たな電力源としての太陽光は、世界で日増しに増大する電力需要を満たす上で極めて重要だ」と述べた。

報告書によると、中国は世界の太陽光の成長をけん引している。中国の24年の太陽光発電量は250テラワット時(TWh)増加し、世界全体の増加量の53%を占め、増加量で世界2位だった米国の4倍に達した。 水力発電は引き続き最大のクリーンエネルギーで、14.3%を占めた。これに原子力(9%)、風力(8.1%)、太陽光(6.9%)が続いた。バイオエネルギーや地熱などのその他の再生可能エネルギーは2.6%。

報告書ではまた、熱波の頻発により世界の電力需要が大幅に増加した結果、化石燃料による発電量が小幅増加し、電力業界の排出量も過去最高に達した指摘している。

報告書は未来を展望し、世界の電力システムが次の二つのトレンドに支配されると指摘した。一つは太陽光発電が指数関数的な成長を続け、電力構造に占める割合が急速に上昇すること、もう一つは電力が他のエネルギー源に取って代わりグローバル経済を推進する中、電力需要が力強い成長を維持することだ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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