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15日、観察者網は、国際オリンピック委員会(IOC)が2028年ロス五輪の卓球競技を6種目に増やすと決定したことについて「中国にとって良いことなのか」と題した記事を掲載した。
2025年4月15日、観察者網は、国際オリンピック委員会(IOC)が2028年ロサンゼルス五輪の卓球競技を6種目に増やすと決定したことについて「中国にとって良いことなのか」と題した記事を掲載した。
記事は、10日未明(日本時間)に行われた国際オリンピック委員会(IOC)の執行委員会で、ロス五輪の卓球競技に混合団体種目を新設すること、男女の各団体種目を廃止して男女の各ダブルス種目に変更することを決定したと伝え、同大会卓球競技の種目数が昨年のパリ五輪の5種目から6種目に増えると紹介した。
そして、種目数が増えて日程が長くなる一方で、出場する選手の枠は変わらない見込みであることから、選手1人当たりの参加競技数が増えて体力的、精神的な負担が大きくなる可能性があると指摘。各国の卓球協会は選手の役割や出場競技を調整しなければならず、中国や日本の強豪国ではダブルスの比重が増すことによって、シングルとは異なるダブルス専用のトレーニングを増やしたり、戦術を習得したりといった計画を立てなければならないとした。
また「ダブルスの比重が増す」という点について、日本男子のエースである張本智和が以前「もし妹と混合ダブルスで組むことがなければ、ダブルスには出場しないだろう」と発言していたことに言及。今回の変更によって張本も男子ダブルスに参加する可能性が高まったと伝えている。
記事は、種目数、とくにダブルス種目の増加は、コンビネーションで個々の実力をカバーできる可能性が高まることもあって、小規模国にとってはメダル獲得のチャンスが増えるとの見方を示しつつ、現時点では具体的なレギュレーションが発表されておらず、各国が対応を模索している状況であると指摘。中国のネット上では、出場選手数が増えないのであれば中国にとっては不利な変更、IOCによる中国へのけん制といった懐疑的な見方も出ているものの「中国にとって有利かどうかはまだ分からない」と締めくくっている。(編集・翻訳/川尻)
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