中国スタイルのミルクティーがカンボジアで人気に、産業発展にも貢献

人民網日本語版    2025年4月21日(月) 10時0分

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中国スタイルのミルクティーがカンボジアで人気となっている。

蜜雪氷城(ミーシュエ)や氷淳茶飲(BING CHUN)といった中国の新スタイルのティードリンクブランドが近年、次々とカンボジアに進出し、人気を集めている。中でも「蜜雪氷城」はカンボジアですでに60店舗を展開し、うち30店舗は首都のプノンペンにある。人民日報が伝えた。

「蜜雪氷城」のカンボジアにおける業務提携先責任者のケオ・セティヤさんは、「効果的なコスト削減や優れた原料のおかげで、カンボジア人が安くておいしいティードリンクを飲むことができるようになっている」と話す。

「蜜雪氷城」カンボジア運営会社の最高財務責任者であるハット・ソチェアタさん(32)は、「会社には中国人スタッフもカンボジア人スタッフもいる。中国人スタッフの多くはカンボジア語を勉強している。僕も独学で中国語をマスターした。みんな和やかに、楽しく交流できている」と話す。

プノンペンの蜜雪氷城310通り店はティードリンクファンが集まる人気店となっており、毎日午後になると多くの客が訪れる。ハットさんは、「とても繁盛している。カンボジアの全ての店舗が黒字だ」と話した。

中国とカンボジアの協力と交流が深化するにつれて、蜜雪氷城のように、カンボジアに進出して根を下ろし、発展する中国企業が増えており、同国の人にさらに多くの消費の選択肢を提供すると同時に、雇用を創出し、産業の発展を促進している。

ケオさんは「1店舗当たり4~5人のカンボジア人スタッフを雇っているので、200人以上の雇用が創出されている。今後は200店舗以上オープンさせる計画だ」と話す。

「蜜雪氷城」の研究開発スタッフは最近、カンボジアの農産物マーケットでドラゴンフルーツやパッションフルーツ、グリーンレモンといった原材料を仕入れ、新商品の研究開発に取り組んでいる。ケオさんは「当社が使用している原材料は主に中国から便利な物流ネットワークを通してカンボジアに輸入している。今後は現地で調達・サプライチェーンを徐々に構築したい。最近研究開発したカンボジアのパッションフルーツティーは現地の原材料を使って作る予定だ」と話す。

「蜜雪氷城」はすでに東南アジアにマルチ機能サプライチェーンセンターを構築している。「蜜雪氷城」の東南アジア・カンボジアエリアを統括する張雷さんは、「このセンターができて、一部の果物や材料を現地で生産することができるようになった。輸送コストを削減でき、現地の農業にも貢献している。サプライチェーンセンター内に研究開発センターを設置し、サプライチェーンをデジタル化して運営できるようになればと思っている」と話す。

中国とカンボジアの近年の交流、協力、相互サポートについて、ハットさん、「十数年前、僕が住んでいた地域はインフラ整備があまり進んでおらず、断水や停電が起きることもあった。交通アクセスも不便で、プノンペンからシアヌークビルに行くのに5時間以上かかっていた。近年は中国の企業が次々と進出し、水力発電所や発電所、高速道路などを建設してくれているので、都市がどんどん美しくなり、交通もどんどん便利になっている」としみじみと語り、身近な変化について「『蜜雪氷城』を含む中国企業がカンボジアでの投資を拡大しており、自分の仕事の未来は明るいと感じている。ここで引き続き一生懸命仕事をして、さらに多くのことを成し遂げたいと思っている。両国の友好がさらに深まり、暮らしがより豊かになることを、心から願っている」と語った。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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