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21日、釜山日報によると、6月3日の韓国大統領選に向け与党・最大野党の予備選が本格化している中、与党「国民の力」が行った予備選候補者の討論会をめぐり、内容や候補者らの態度が物議を醸している。資料写真。
2025年4月21日、韓国・釜山日報によると、6月3日の韓国大統領選に向け与党・最大野党の予備選が本格化している中、与党「国民の力」が行った予備選候補者の討論会をめぐり、内容や候補者らの態度が物議を醸している。
記事によると、洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補は韓東勲(ハン・ドンフン)候補に対し、ネット上で「これを聞いてほしい」と挙がった質問だと説明した上で、「なぜ背が高いのに背を高く見せる靴を履いているのか」と質問。さらに「髪は地毛か、補整下着を身に着けているかという質問は幼稚なのでしないでおく」と発言した。韓候補は「幼稚ですね」と応酬した。討論会という場で相手の外見をやゆするような発言がされたことで、ライブ中継を見ていたネットユーザーからは「本当にこれが討論会なのか」とあきれ声が上がったという。
洪候補は討論会後、記者団に対し「面白くしようとしての発言だった」と述べ、予備選を盛り上げる意図だったと釈明している。
韓候補の陣営は即座に反発。金根植(キム・グンシク)政務調整室長は自身のFacebookに「予備選のクオリティーが急下降した」「支持率上位で、かつて党の代表も務めた人物でありながらB級の質問で時間を無駄遣いした」「国民の関心事である戒厳問題は避けておきながら外見の指摘はためらわない」などと非難する投稿をしている。
これを受け、洪候補はさらに「外見に執着し自撮りばかりするのはナルシスト」「政治を続けるにはイメージ政治から脱却せよという質問の意図をくみ取れず、B級うんぬんと批判している」「あちらの陣営はB級の人物ばかり集まっているようだ」などと反撃している。
また、討論で行われたゲームコーナーでは、「ゴキブリ(バキボレ)と自動車の車輪(バキ)、生まれ変わるならどっち?」「検事詐称犯と入試不正犯、弁護士になるならどっち?」などの質問がされたが、洪候補と羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)候補は「どちらも嫌だ」「答えたくない」などと応えた。質問そのものだけでなく、候補らの不誠実な態度も問題視されている。
党側は「若者層へのアピールとしてバラエティー番組的な要素を導入した」と説明しているが、他の党内候補者らの中からも批判の声が相次いでいる。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「みっともない」「生まれ変わるならゴキブリか車輪かって、どんな質問だよと思ってしばらく笑いが止まらなかった。レベルが知れるね」「選挙を盛り上げるどころか党内で足の引っ張り合い」「討論会を企画した人をまずクビにすべきだな。このレベルの人間を集めて何ができると思ったんだ?」「マジで自分が候補としてあの場に入ってもこの人たちよりうまく立ち回る自信があるよ」など、冷ややかな声が多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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