日本人のおにぎり店の植木鉢が貸主に破壊される、市民や企業から「温かい支援」も―台湾

Record China    2025年4月22日(火) 11時0分

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日本人男性が台湾・高雄市で営むおにぎり店の植木鉢が、物件の貸主の女性に破壊される騒動があった。

日本人男性が台湾・高雄市で営むおにぎり店の植木鉢が、物件の貸主の女性に破壊される騒動があった。台湾メディアの壹蘋新聞網などが21日に報じた。

同市鼓山区にある同店は、日本人の夫と台湾人の妻が夫婦で営んでおり、おにぎりの種類の豊富さや味の良さからSNSでも人気になっている。しかし、オープンから1年余りが経った最近になって、貸主の女性が「(店先の)アーケード部分と裏のバルコニーは賃貸範囲に含まれていないのに借主の物品が置かれている」と主張し、「店を回収する(契約を解除する)」と言い出した。18日の朝には、アーケード部分にあった店の植木鉢を破壊し、警察が駆けつける騒ぎになったという。

店側によると、貸主のウオーターサーバーが1階に設置されており、最初は「自由に使っていい」と言われていたが、2日前の夜に突然貸主が「私のものだからあなたたちは使っちゃダメ」と言い出し、封鎖された。従業員が水を飲めなくなったため「ウオーターサーバーを(貸主のいる)上に移してもらえますか。私たちは新しいサーバーを設置します」と伝えると、貸主は「ウオーターサーバーを勝手に動かしたら窃盗で訴える」と言ってきたという。

貸主は「彼らを不法占拠と窃盗で訴える。アーケード部分は賃貸範囲外。使用してはいけないと言ったのにまだ使っているから怒った」と主張している。なお、一部報道で貸主が賃料を引き上げたことがトラブルの発端とされているが、貸主はこれを否定している。

近隣住民は「彼ら(おにぎり店)が人気になってから、彼女(貸主)が嫌がらせを始めた。ごみ箱に鍵をかけて使わせないようにしたりもした」と話した。また、今回の騒動が伝わると、SNS上では貸主の女性への批判の声が高まり、多くの人がおにぎり店を訪れ、支持する意味を込めて商品を買っていった。開店から3時間足らずで売り切れになることもあったという。

報道によると、場所を変えて再び営業を始める店のために、高雄捷運(メトロ)公司(会社)が動いている。同社董事長の楊岳崑(ヤン・ユエクン)氏は「会社として可能な限りの支援と優遇措置を提供する」とし、多くの学生や会社員が通勤通学でメトロを利用することからおにぎりの需要が高い駅前への出店を案内。同社の担当者は「最終的に出店するかどうかも含め、すべてお店の意思を尊重する。日台の友好と支援の意を示したい」としている。

また、立法委員の黄捷(ホアン・ジエ)氏は20日、店を訪れて商品を購入し、「日台の友好の絆が決して途切れることなく、おにぎり店が新しい場所でさらに繁盛することを願っている」と述べた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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