海南省の海口税関によりますと、海南省の対外貿易輸出入総額は過去7年間で1兆1700億元（約22兆5840億円）に達し、その前の7年間（2011年4月～2018年3月）と比べて99％増加したことが分かりました。これは同じ期間中の全国の成長率を51．2ポイント上回っています。そのうち、輸出は155．2％増の3930億8000万元（約7兆5880億円）で、輸入は79．1％増の7804億元（約15兆640億円）となっています。

年間の輸出入規模は4倍に拡大し、2017年の702億元（約1兆3550億円）から2024年には2778億元（約5兆3620億円）に成長しています。年平均の成長率は21．7％に達して同じ期間中の全国平均を15ポイント上回り、全国で最も高い伸び率を記録したということです。輸出は年平均20％の伸びで全国平均を12．5ポイント上回り、輸入は年平均22．8％の伸びで全国平均を17．1ポイント上回っています。

「ゼロ関税」は、海南自由貿易港の中でも非常に重要な制度設計の一つです。『海南自由貿易港建設総体方案』によりますと、企業が海南島全体の封鎖運営開始前に自社で使用する生産設備や運営用交通機関、ヨット、原材料などを輸入する際には、輸入関税、輸入時の増値税（付加価値税）、および消費税が免除されます。この7年間で、「ゼロ関税」に関する三つの政策が段階的に実施・拡充されたことで、企業の輸入コストが大幅に削減されるとともに、関連商品の輸入拡大を強く後押ししたということです。（提供/CRI）