2014年10月4日、今年6月に中国・黒竜江省で強盗事件を起こした容疑者の男が、親孝行のために母親を連れて訪れた北京北駅の待合室で、国慶節特別警戒中の警察官に逮捕された。中国江蘇網が伝えた。

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4日午前11時ごろ、北京北駅派出所の警官が駅地下待合室で指名手配中の男を発見。男は今年6月25日夜、黒竜江省で仲間1人とともにナイフで女性を脅し、携帯電話と銀行のキャッシュカード、現金400元（約7000円）の入ったバッグを奪った容疑で全国に指名手配されていた。

逮捕時、男は母親と一緒だった。警察官の口から息子の容疑を聞かされた母親は心底驚いていたという。母親は涙ながらに「息子が2日間の北京観光に誘ってくれた。事件のことはまったく知らなかった」と警察官に話した。母親は逮捕された息子の手を取り、「素直に罪を認めて刑に服し、1日も早く家に帰ってくるように」と何度も繰り返していた。（翻訳・編集/本郷）