秒速で300万円を消費する中国人観光客=貧困国を脱した中国の今―中国メディア

Record China    2014年10月8日(水) 3時42分

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5日、央視網は記事「中国人旅行客、1秒当たり3万ドルを消費」を掲載した。経済の急成長に伴い、中国人は豊かになっている。衣食の充実に伴い、医療、健康、文化、旅行などが新たな消費トレンドとなった。写真は訪日中国人観光客。

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2014年10月5日、央視網は記事「中国人旅行客、1秒当たり3万ドルを消費」を掲載した。

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1949年の新中国成立から65年。急激な経済成長に伴い、中国人の消費観念は大きく転換した。当時のエンゲル係数は60%を超えていたが、現在では30%にまで低下している。2013年末時点で住民貯金残高は44兆7602億元(約793兆円)に達した。1978年比で2124倍。年平均24.5%の成長を続けたことになる。1人当たりGDPも1952年の119元(約2110円)から4万1908元(約74万円)にまで増加した。世界銀行の基準によると、中国は低所得国を脱し中所得国の仲間入りを果たしたことになる。

生活の豊かさに伴い、医療や健康、文化などさまざまなジャンルの消費が注目を集めている。今、新たな趣味として流行しているのがマラソン。9月末に杭州マラソンの市民ランナー申し込みが始まったが、2万3500人の申し込み枠はあっという間にいっぱいになった。海外旅行も人気で、今や中国は世界最大の海外旅行客送り出し国だ。海外旅行している中国人の消費額は1秒当たり3万ドル(約326万円)という膨大な金額に達している。

中国の生活の豊かさは農村にも及び、9億人の農民のうち3億人がすでに都市住民となった。2020年には1億人が都市戸籍を手にし、既存の都市住民と同じ公共サービスを享受する予定だ。(翻訳・編集/KT)

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