検察、セウォル号の沈没事故は「増築・過積載、操舵手の技術不足」と捜査結果発表―韓国メディア

Record China    2014年10月7日(火) 11時38分

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6日、韓国聯合ニュースによると、韓国検察は今年4月に294人の犠牲者を出した旅客船セウォル号の沈没事故について、直接の原因は運航会社の増築・過積載、操舵(そうだ)手の技術不足だったとする捜査結果を発表した。写真は韓国系スーパーのテレビに映し出されるセウォル号報道。

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2014年10月6日、韓国聯合ニュースによると、韓国検察は今年4月に294人の犠牲者を出した旅客船セウォル号の沈没事故について、直接の原因は運航会社の増築・過積載、操舵(そうだ)手の技術不足だったとする捜査結果を発表した。中国新聞網が伝えた。

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検察は、運航会社が不適切な増築・過積載を行ったことにより船のバランスに関わる復元力が著しく悪化していたことに加え、操舵手の技術不足で船体がバランスを崩したことから、復元力を失って沈没したと結論。

また検察は事故時の海洋警察のずさんな対応が人的被害を拡大させたと判断した。加えて、海洋警察は事故後に救助を行ったかのように業務日誌を偽造したり、業務監視カメラの記録を削除するなどの証拠隠滅も行っていた。このほか運行会社のオーナー一家に対する調査では、オーナーが創設したキリスト教系新興教団などから約1836億ウォン(約188億円)を不正に受け取っていたことが判明している。

事故後5カ月に及んだ検察の捜査では399人が立件され、逮捕者は154人となった。韓国では事件をきっかけに船舶収入や安全点検、免許取得などについて海運業界全体の不正構造も発覚しており、船舶海運組合などの関連機関が摘発されている。(翻訳・編集/YM)

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