“巨人”による伝統のエビ漁、不思議な魅力いっぱい―山東省日照市

Record China    2007年7月9日(月) 23時52分

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2007年7月8日、山東省日照市の海岸で、竹馬のように足に長い棒を装着して背を高くし、大きな網を手に持ちエビをすくう伝統の漁が観光客の注目を集めていた。

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2007年7月8日、山東省日照市の海岸で、“巨人”たちがエビ漁を行い、観光客の注目を集めていた。この“巨人”たち、実は地元の漁師。竹馬のように足に長い棒を装着して背を高くし、長い棒の付いた大きな網を持ちエビをすくう。なんとも不思議なエビ漁だが、千年来この地に伝わる伝統の漁法だそうで、一人1日に5kgほどのエビをすくうという。

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中国の伝統芸能に「高チャオ」と呼ばれる竹馬風の踊りがあるが、このエビ漁が起源ではないかといわれている。古代の地理書に「足長人が手長人を背負って海に入り魚を捕る」などの記述があり、おそらくはこの方法でエビをすくう状況が描かれていたのではないかという。

竹馬は1.2mくらいの棒を最大3本連結でき、4mくらいの深さまで入っていける。手には5mもある棒に取りつけられた目の細かな網を持つ。水中で動かすと大きな重力がかかり、きつい作業だそうだ。

決して効率がいい方法とは言えないが、漁師たちが足の下に波を感じながら遥か沖合いを望むというこの漁にはのんびりした風情があり、なぜか見る者をなごませる不思議な魅力に満ちている。(翻訳・編集/WF)

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