Record China 2014年10月20日(月) 8時0分
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14日、米メディア・クオーツは、中国の贅沢禁止令の影響などで、フランス産ワインが2年連続で販売不振に陥っていると報じた。写真はワイン蔵。
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2014年10月14日、米メディア・クオーツは、中国の贅沢禁止令などの影響で、フランス産ワインが2年連続で販売不振に陥っていると報じた。16日付で参考消息(電子版)が伝えた。
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ボルドーワイン産業協会(CIVB)によると、ボルドー産ワインの今年7月の海外向け売上高は、前年同期比18%減の18億ユーロ(約2448億円)だった。フランスのワイン輸出額の約半分を占めるボルドー産ワインの売上は、フランス全体のワインの売上額の動向を表す重要な指標となっている。
13年のフランス産ワインが不振だった原因の1つには、中国人消費者のニーズが大幅に減少したことが挙げられる。中国では、ワインは地位の高さを表す象徴とも見られてきた。そのため、アルコール飲料として楽しむだけでなく、贈答品としての人気も高く、近年は多くの中国人がボルドーやブルゴーニュなど、フランス名産地のワインを大量に購入してきた。
しかし、習近平(シー・ジンピン)国家主席が展開する腐敗撲滅運動や贅沢禁止令によって、ワインの売上高は激減。13年の中国国内におけるフランス産ワインの売上額と販売量は前年比約25%減となった。香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、13年の中国の酒類の総消費量は、過去10年間で初めて前年比マイナスを記録した。
13年のフランス産ワインの売上高が減少した原因には、中国での販売不振に加えて、ブドウの不作やフランス人自身のワイン消費量が大幅に減っていることも挙げられている。1980年には、フランス人の半数以上がほぼ毎日ワインを飲んでいたが、現在は、この割合が20%以下に低下。国際ブドウ・ワイン機構(OIV)のデータによると、13年のフランス国内でのワイン消費量は、前年比7%減の28億リットルだった。
そのためフランス人は、中国人にフランス産ワインをできるだけたくさん飲んでほしいと願っているという。(翻訳・編集/HA)
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