中国北車のボストン地下鉄車両受注、入札結果に不服の日韓企業が集団起訴も─中国メディア

Record China    2014年10月27日(月) 3時50分

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24日、中国メディア・人民網によると、米ボストン・ヘラルド紙は、中国北車が受注した米ボストン地下鉄車両の入札案件に関し、落選企業が集団起訴を起こす構えだと伝えた。写真は北京の地下鉄。

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2014年10月24日、中国メディア・人民網によると、米ボストン・ヘラルド紙は、中国北車が受注した米ボストン地下鉄車両の入札案件に関し、落選企業が集団起訴を起こす構えだと伝えた。

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中国国有鉄道車両メーカー・中国北車グループは米マサチューセッツ州ボストンの交通当局から地下鉄284車両を受注。契約は5億6700万ドル(約610億円)規模だ。新車両は、マサチューセッツ湾交通局(MBTA)傘下のボストンの地下鉄、オレンジラインとレッドラインの2路線向けに提供される。米国で中国の鉄道車両が採用されるのは初めて。

今回の入札で中国北車が制したライバルには、韓国の現代ロテム、日本の川崎重工業、カナダのボンバルディアなど大手車両メーカーが含まれる。しかし、これらの企業は中国北車の入札価格の低さは「現実的ではない」と訴える。同紙によると、落選企業の入札価格は、現代ロテムが7億2100万ドル(約770億円)、川崎重工が9億500万ドル(約968億円)、ボンバルディアが10億8000万ドル(約1150億円)。

落選企業は、当局が入札価格の不正改訂の可能性について事前調査を行っていないとし、集団起訴を起こす構えだという。現代ロテムの代表弁護士は、「去年、同州のパトリック州長は香港で中国北車の管理層と密会しており、入札過程で違反しているのはほぼ確実」と述べた。また、同紙は、MBTAの元スポークスマンのリディア・リベラ氏が、現在、中国北車の顧問であることを指摘している。(翻訳・編集/CM)

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