2014年10月30日、香港の女優エレイン・ン（呉綺莉）が、中国と香港の摩擦について「レベルの低い大陸人が香港人の反感を買っている」のを理由に挙げ、中国のネット上では賛否両方の意見が聞かれている。騰訊が伝えた。

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ジャッキー・チェンとの間に女児を出産し、子供を連れて過去に上海で10年間生活した経験を持つエレイン・ン。このほど香港メディアのインタビューで、中国と香港の摩擦について、理由の1つとして「レベルの差」を挙げた。

エレインによると、最も驚かされたのは2010年の上海国際博覧会の時。「パビリオンの前でズボンをまくり上げて座り込み、リンゴを食べたり、レストランでは床に新聞紙を広げて幼児のトイレ代わりにしているのを見た」と語った。

さらに、「こういった人たちが近年、旅行などで香港へやって来るようになった。レベルの差が大き過ぎて、香港人の生活にも大きな支障をきたしている」「香港にも経済的に困難な人はいるが、ある程度の教育や文化的レベルは身に付けている」と語り、香港人が抱く反感が摩擦を起こす大きな要因になっていると指摘。また、摩擦や反感が減るには「今後、長い時間がかかる」と語っている。

これに対し、中国のネット上ではさまざまな意見が上がっている。「自分は愛人のくせにレベルを語るな」「レベルは低くても、愛人になったり人の家庭に踏み込んだりしない」と、ジャッキーとの関係を持ち出して批判する声も多い。また一方では、「確かにレベルの低い人は多い。同じ中国人として目にしたくない」「聞き苦しい言葉だが、そういう人がいるのは事実。誇張ではない」とする意見も聞かれている。（翻訳・編集/Mathilda）