株式への投資資金の還流か?6月の人民元貯蓄額が増加に転じる―中国

Record China    2007年7月13日(金) 16時58分

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2007年7月、今年6月末までに中国国内の金融機関に預けられている人民元の貯蓄総額は36兆9400億元(591兆3600億円)で、2か月連続大幅減少の後に初めて増加に転じたと中国銀行が発表。

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2007年7月11日、中国銀行は今年上半期の中国国内の金融動向を発表。そのなかで、6月末までに全国の金融機関に預けられている人民元の貯蓄総額が、36兆9400億元(591兆3600億円)に達し前年同期比15.99%の増加、今年3月末比と5月末比はそれぞれ0.05ポイントと1.36ポイントの増加になったとしている。

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多くの国民が株式取引に熱中する現状から、今年上半期の個人貯蓄総額は前年同期比でわずか8271億元(13兆2336億円)の増加でしかなかった。しかし政府が行なった株式投資過熱抑制策である数々の金融引き締め政策が功を成したとみえ、6月だけを見れば前年同期比で1678億元(2兆6848億円)の増加となった。前年比136億元(2176億円)増である。これにより、今年4月、5月と2か月連続で大幅な減少を見せた個人貯蓄は増加に転じた。

また、個人貯蓄以外に企業や会社による人民元貯蓄も増加。6月の1か月だけで全国で1兆元(16兆円)近い伸びを示し、国民全体の貯蓄離れに歯止めがかかったとの見方が有力である。(翻訳・編集/本郷智子)

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