韓国軍、偽造品を10年間も気付かず主力兵器に使用=業者摘発で明るみに―韓国紙

Record China    2014年11月6日(木) 12時21分

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5日、韓国海軍・陸軍の主力兵器で10年余りにわたり、台湾製の廉価な放熱ファンがフランス製高額品として使用されていたことが分かった。警察が摘発するまで、軍当局は状況を把握していなかった。写真は韓国海軍の艦艇。

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2014年11月5日、韓国・中央日報(電子版)によると、韓国海軍・陸軍の主力兵器で10年余りにわたり、台湾製の廉価な放熱ファンがフランス製高額品として使用されていたことが分かった。警察が摘発するまで、軍当局は状況を把握していなかったという。環球時報(電子版)が伝えた。

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京畿地方警察庁の国際犯罪捜査隊は4日、韓国の軍事企業の代表者を不拘束立件した。同社は、台湾企業が製造した放熱ファンを1個当り4〜6ドル(約459〜688円)で輸入し、フランス企業製品のラベルと品質保証書を偽造するなどして、国内の軍需企業32社に1個当り12〜50ドル(約1377〜5737円)で販売・納品していた。

放熱ファンはこのフランス企業製品の品質が国際的に高く評価されており、今回摘発された業者は1999年から国内独占販売権を得ていた。韓国国防研究院などは2004年から、電子・通信装備の設計においてフランス企業製品を使用するようにしていた。この業者は、台湾の製造業者から仏企業の3分の1ほどの価格で放熱ファンを仕入れられることに目をつけ、偽造を開始。10年間で14億ウォン(約1億4700万円)余りの利益を不当に得ていた。

偽造放熱ファンは、天王峰艦(4500トン級)のレーダーや仁川艦(2500トン級)の水中音波探知機、韓国の新世代高速艦・尹永夏(570トン級)の衛星通信装置、陸軍K−9自走砲の弾薬輸送車と電気電子装置の性能試験装備などに使用されていた。(翻訳・編集/NY)

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