Record China 2007年7月14日(土) 20時33分
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2007年7月13日付けの報道によると、2億人の中国人が鉄欠乏性貧血症であり、その原因を中国人の偏った食生活にあるとして、衛生部が「鉄分強化醤油」プロジェクトを推進中であるという。
2007年7月13日、中国衛生部は3年間実施してきた「鉄分強化醤油」プロジェクトの進展状況を発表した。これによると、北京市など7か所の直轄市や自治区で行なわれた「鉄分強化醤油」推進運動の成果により、該当地区の貧血症患者数が30%減少したとしている。
中国疾病予防控制センターの調査では、北京市の妊娠出産可能年齢の女性のうち20%〜30%が鉄欠乏性貧血症だという。中国全土での鉄欠乏性貧血症の発生率は21%で、少なくとも2億人が貧血患者であるという驚きの結果が出ている。
特に児童の31%、妊婦の29%が貧血症であることに注目し、子供の成長や知育の発達を妨げ、免疫力の低下や労働能力の低下を引き起こすと警告している。
国民の食料不足が基本的に解決した中国において、鉄分・カルシウム・ヨウ素・ビタミンAなどの不足はいまだ存在するため、中国政府は国民に野菜中心の偏った食生活の改善を求めている。(翻訳・編集/本郷智子)
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