韓国製粉ミルク、中国向け輸出額が過去最高に=「一人っ子」緩和、仕事を持つ女性増で需要伸びる―中国紙

Record China    2014年11月11日(火) 16時57分

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10日、韓国で製造された乳幼児用粉ミルクの中国への輸出が増加している。出生率が世界最低水準の韓国では、母乳育児ブームも重なり粉ミルク市場が縮小している。そうした中、新たなチャンスと目されているのが中国市場だ。写真は中国で販売されている韓国製粉ミルク。

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2014年11月10日、中国紙・環球時報(電子版)によると、韓国で製造された乳幼児用粉ミルクの中国への輸出が増加している。出生率が世界最低水準の韓国では、母乳育児ブームも重なり粉ミルク市場が縮小している。そうした中、新たなチャンスと目されているのが中国市場だ。

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10日付の韓国・東亜日報は、中国で一人っ子政策が緩和されたことを受け、韓国製粉ミルクが対中輸出品の「ダークホース」に成長していると指摘した。

韓国農林畜産食品部によると、今年10月の韓国製粉ミルクの中国への輸出額は747万ドル(約8億5274万円)で、前年比82%増加した。今年1〜10月の輸出額は前年同期より25%多い5990万ドル(約68億3790億円)に上っている。

韓国製粉ミルクの中国への輸出額は、2009年の470万ドル(約5億3653万円)から、13年の5640万ドル(約64億3836万円)と、5年で12倍も急増している。

13億の人口を抱える中国の粉ミルク市場の規模は612億元(約1兆1430億円)と大きい。農林畜産食品部は「中国市場は拡大を続けており、対中輸出額は今後も伸びるだろう」と説明する。

韓国・朝鮮日報も、「中国では都市化が進み、仕事を持つ女性が増えたことで、粉ミルクの需要が伸びている」とした上で、韓国の粉ミルクメーカーは健康や食の安全に対する要求と購買意欲がともに高い中国の「80後(1980年代生まれ)」をターゲットにしていると報じた。(翻訳・編集/NY)

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