2014年11月10日、中国上海で行われたフィギュアスケートのグランプリシリーズ第3戦で、男子フリーの直前練習中に中国の閻涵（イエン・ハン）と衝突し、負傷しながらも棄権することなく出場した羽生結弦に、欧米のネットユーザーからもさまざまなコメントが寄せられている。

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羽生は9日、直前練習でけがを負ったにも関わらず、フリーを滑走し2位という成績を収めた。エキシビションは欠場し、緊急帰国して精密検査を受けた結果、全治2〜3週間と診断された。包帯を巻いた痛々しい姿で演技した羽生の姿に、欧米のネットユーザーからもコメントが寄せられている。

「今回の事故については、いろんな意味で驚いた。彼がけがをした時に、医療スタッフの来るのが遅かったし、衝突したどちらの選手もその後、出場したのも信じられなかった。羽生選手のファイティングスピリットが驚くほど強かったから、あんな状態でも最後までやりきったことは認める。演技の途中で息絶えてしまわなかったのは奇跡だと思う」

「少なくとも、リンクに戻る前にCTスキャンを受けるべきだったと思う。必要な処置をせずに出場することは、残りの選手生命を危険にさらすことにもなる。羽生選手、私たちはあなたに演技してほしいけれど、それ以上に安全を第一にしてほしい。日本の宝であるだけでなく、世界の宝なのだから。とにかくきちんと治療してほしい。また似たようなことが起こった時には、決して同じ危険を冒さないでほしい」

「彼を見ると泣きそう」

「事故の後の彼の演技は、どんなに困難なことが起こってもあきらめない精神を教えてくれた。羽生結弦は私にとって最高のフィギュアスケート選手だ。がんばれ、羽生！」

「リンクであんな事故が起きたことに、心が痛む。2人とも早く回復してほしいし、もう二度とあんな事故は起きてほしくない」

「ユズル、あなたのおかげで私は息絶えるかと思った。あの事故は、オペラ座の怪人の中に出てくる事故ではないでしょう？私にはショックが大きすぎた」

「彼の演技はとても感動的だったけれど、棄権するべきだったと思う。今はユズとハンが早く良くなってくれることを願う」（翻訳・編集/Yasuda）