「日本のお米は世界一、日本人の生きざまこそが和食」=日仏の超一流料理人がその魅力を語る

Record China    2014年11月11日(火) 12時54分

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10日、東京有楽町の日本外国特派員協会で、「世界で評価される『和食』とごはんの魅力」と題したレセプションが行われ、小山裕久氏やエリック・トロション氏が講演した。

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2014年11月10日、東京有楽町の日本外国特派員協会で、「世界で評価される『和食』とごはんの魅力」と題した、公益社団法人米穀安定供給確保支援機構主催の海外メディア向けレセプションが行われ、料亭「青柳」3代目主人の小山裕久氏やM.O.F(フランス最優秀職人)受賞シェフのエリック・トロション氏が講演。さらに、千葉伝統郷土料理研究会主宰の龍崎英子氏が太巻きの紹介と実演を行った。

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小山氏は、大阪の老舗「吉兆」で修業。仏で幾度と日本料理講習会を開き、三ツ星のベルナール・パコー氏をはじめ、一流シェフに日本料理をレクチャー。現在は日仏の食文化交流に注力し、毎年日本料理講習会を開いている。講演で小山氏は、「和食を無形文化遺産にした日本のごはんの力〜瑞穂の国からラブレター〜」をテーマに講演。日本の伝統的な一汁三菜を来場の記者らに提供し、炊飯の実演を交え和食の魅力を語った。

小山氏は、「世界中の穀類の中で、日本の短粒米は世界一の甘さを誇り、お米は日本料理の原点である。世界遺産に登録されたのは和食であって日本料理ではない。日本人の食生活、日本人の生きざまこそが和食」と話した。

続いて、フランスの人間国宝とも呼ばれる、M.O.Fを受賞したエリック・トロション氏は、「外国人シェフから見た『和食』の魅力」をテーマに講演。

エリック・トロション氏は、「日本料理は学ぶことが多い。仏料理人の多くが日本料理に感銘を受けており、日仏料理の関係は深く長い。小山氏と出会う前、お米の調理を意識的に行ってはいなかった。お米の甘さを引き出す彼の調理法には驚きを隠せなかった」と語り、日本料理に対する敬意と愛情を語った。

両氏の講演後には、太巻きの普及や創作に50年以上携わっている龍崎氏が太巻きの作り方を実演。「太巻きは農民のおもてなしの心が詰まっている」と話し、太巻きを作る道具の紹介や初心者でもきれいな太巻きが作れるコツを分かりやすく紹介した。

太巻きの実演後には、太巻き作りの体験コーナーや、日本酒の試飲、炊き込みごはんの試食が行われ、取材に訪れた各国記者が日本の食文化に触れた。(取材・編集/内山)

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