Record China 2014年11月19日(水) 13時44分
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14日、広東省広州市黄芽村で1台のバンから約1000匹の生きたネズミが放たれた。田や畑、民家の周りを走り回るネズミの大群に、村人たちは総出で駆除に乗り出した。資料写真。
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2014年11月14日、広東省広州市従化区黄芽村で、1台のバンから約1000匹の生きたネズミが放たれ、村人たちが総出で駆除に乗り出す騒ぎが発生した。16日付で新華社が伝えた。
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14日午後1時ごろ、国道106号線に1台のバンが止まり、男4人女1人の計5人が路上に降り立った。5人は車内から鉄製の檻(おり)5個を外に下ろすと、次々とその扉を開けて、中にいた約1000匹のネズミを解放した。ネズミの大群は道路わきの田んぼや民家に押し寄せ、住民はパニックに。事件を目撃した住民が大声で「ネズミが放たれたぞ!」と叫んだため、100人近い住民が外に飛び出し、ネズミとネズミを放った5人の行方を追った。その結果、5人のうちの2人とバンを取り押さえた。
捕まった2人は村の派出所に連行された。彼らの供述によると、放ったネズミは大型のドブネズミ。ネズミの数は重さで86キロ分だというが、住民たちは1000匹以上だったと話す。身分証によると、彼らは湖南省の出身。ネズミを放った理由については「功徳を積むための善行(放生会)だ」と主張している。黄芽村は従化区と花都区の境にあり、これまでも外部から持ち込まれたごみの不法投棄や、イヌやブタの死骸の投げ捨てが発生しているため、住民たちは5人の背後関係や動機についての徹底的捜査を警察当局に求めている。
現地政府の農業部門はネズミ駆除のために殺鼠剤を配布。すでに多くのネズミが駆除され、その死骸を集めて埋めるための深い穴を付近の山に掘っている。(翻訳・編集/本郷)
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