「富のひけらかし」の時代は終わった!中国の富裕層、今度は大金つぎ込みマナーを学び始める―米メディア

Record China    2014年11月26日(水) 7時14分

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20日、物質的な贅沢だけに満足せず、マナー講座を受講する中国人富裕層が増加している。

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2014年11月20日、CNNによると、物質的な贅沢だけに満足せず、マナー講座を受講する中国人富裕層が増加している。23日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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中国では海外旅行や海外とのビジネスが増え、欧米式教育に対する注目が高まり、マナー講座を受講する中産階級や富裕層が増加している。中国で開校している英国文化・マナー教育学校の責任者によると、中国人富裕層はかつて、高級品によってその地位を誇示していたが、現在は正確な握手やテーブルマナー、TPOに合わせた服装など、一流の作法や知識に注目。ビジネスや欧米での休暇における失敗を回避したいと考えている。

ボストン・コンサルティング・グループによると、中国の富裕層の数は12年の150万世帯から13年には240万世帯へと増加し、世界2位の規模になっている。富裕層の増加につれて、「富のひけらかし」の段階を終え、次の段階の新たな識別スタイルを模索し始めている。

北京に本部を置くマナー教室「瑞雅礼儀学校」では、奥様マナー講座とレディース講座の2コースを開講している。奥様マナー講座は12日間の日程で費用は1万6345ドル(約192万円)。生徒はパーティーの催し方や社交、ホテルやレストランでのマナーなどのほか、高級ブランドの正確な読み方なども学ぶ。レディース講座は16歳以上の未婚女性を対象に、デートでの作法や自己紹介の仕方、会話や身なりに関するテクニックなどを教えている。

香港で生まれ育ち、米国で学んだ同校の創始者・何佩●(ホー・ペイロン、●は山偏に栄)さんは「生徒には社交界やビジネス界のリーダーが多いが、尊敬できる先生を見つけることは難しい。当校の教師は生徒が今経験している生活を過ごしてきた経験者であり、彼女らのニーズを理解できる」と語った。

また、ロンドンに本部を置く、学生を対象としたマナー学校Debrettsは今年、上海と香港へ進出した。同校の責任者は「いかにしてアイコンタクトや握手をするかなど、われわれが教えている一部の内容は非常に簡単なものだが、中国の学生にとっては自然に行うことが難しい。良いか悪いかを教えているのではなく、異なる文化を学び、楽しんでもらうことを広めているのだ」と語っている。(翻訳・編集/HA)

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